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「えっ?今は6時半だけど?」
「ヤバい!理奈との約束7時からだ!ゴメン、亮介先に帰るね。」
クレープを持ったまま明日香はダッシュで帰っていった。
「忙しい奴だな。俺も帰るか。」
俺の家は高校から15分くらいのマンションに住んでいる。
「ただいま~。」
「お帰り、お兄ちゃん。お母さんまだ仕事だから帰るの遅いって。」
優南がリビングで雑誌を読んでいた。
優南は俺の妹で、高校1年生、俺と同じ高校に通っている。
「つーかお兄ちゃん帰るの遅いし。メール位ちょうだいよ。」
「ごめんごめん、明日香とカラオケ行ってた。それよりメシどうする?ピザでいいか?」
「明日香先輩と?まさかお兄ちゃん、変なことしてないよね?」
「してないから!もうメシピザでいいな。」
俺は逃げるようにリビングを出て自分の部屋に入った。
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