No.1 何気ない日常

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「んなことより、時間やばくねぇか?」 敬太が言い出し、俺らが携帯を確認する。 「確かに!あと五分だ。新学期初日から遅刻とかシャレになんねーぞ!」 俺はそのまま学校へと走り出した。 「あっ、ちょっとまて!自分だけぬけがけは許さねぇぞ!」 俺の後を敬太と明日香は追いかけてきた。 「ふぅー、ぎりぎりセーフ。」 俺達三人はなんとかHRには間に合った。 「ケホンケホン、久しぶりに走ったから疲れたよ。」 「俺らはいっつも走ってるから平気だよな。」 「まぁ、ちょっとのどが痛いけどな。だけどいつもよりは辛くないわ。」 そんな他愛もない会話をしていると先生が入ってきた。 「ほら、みんな席について。」 俺らはそのときまだこの先何が起こるかなんて分かる訳なかった。
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