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「だって腹減って死にそうなんだろ?」
俺と明日香がまじまじと見ると諦めがついたのか敬太が言った。
「わかったわかった!今日は俺の奢り!」
「やったぁ!話が分かるね。」
「バイバイ、俺の小遣い…」
昼食を終えた俺達はホールで駄弁っていた。
「なぁなぁ、お前、彼女とか作らないの?イケメンだからモテるだろ?」
敬太は昼食の時のことがショックなのか、俺に文句を言ってきた。そのときにケチだとモテないよ、と明日香に言われて急に態度を変えてきた。
「うーん、昔告られたことあったわ。断ったけど。」
「へぇ~、まぁ分かるよ、亮介のこと好きになる気持ち。」
明日香に言われて一瞬ドキッとした。
「えっ?それってどういう意味?」
「ううん、なんでもない…」
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