No.2 気づいた気持ち

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「だって腹減って死にそうなんだろ?」 俺と明日香がまじまじと見ると諦めがついたのか敬太が言った。 「わかったわかった!今日は俺の奢り!」 「やったぁ!話が分かるね。」 「バイバイ、俺の小遣い…」 昼食を終えた俺達はホールで駄弁っていた。 「なぁなぁ、お前、彼女とか作らないの?イケメンだからモテるだろ?」 敬太は昼食の時のことがショックなのか、俺に文句を言ってきた。そのときにケチだとモテないよ、と明日香に言われて急に態度を変えてきた。 「うーん、昔告られたことあったわ。断ったけど。」 「へぇ~、まぁ分かるよ、亮介のこと好きになる気持ち。」 明日香に言われて一瞬ドキッとした。 「えっ?それってどういう意味?」 「ううん、なんでもない…」
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