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明日香は少し顔が赤くなっているように見えた。
「と、ところで敬太は好きな人いるの?」
「ん?俺?こないだフラれたわ。」
敬太が言った瞬間、俺達は一瞬固まった。
「い、いつの間に?誰だよ相手は!」
俺が敬太に聞くと、「B組の島田」と答えた。
島田は、学校では生徒会に入っている頭のいい優等生だ。
顔は黒髪の清楚なお嬢様という感じだ。
「なんて言われたの?」と明日香が目を輝かせながら聞いた。
「そういう気持ちは嬉しいけど私、もう彼氏がいるの。って言われた。」
なんかもう、敬太が可哀想だった。
すでに敬太は半泣きで、明日香が慰めていた。
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