No.2 気づいた気持ち

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明日香は少し顔が赤くなっているように見えた。 「と、ところで敬太は好きな人いるの?」 「ん?俺?こないだフラれたわ。」 敬太が言った瞬間、俺達は一瞬固まった。 「い、いつの間に?誰だよ相手は!」 俺が敬太に聞くと、「B組の島田」と答えた。 島田は、学校では生徒会に入っている頭のいい優等生だ。 顔は黒髪の清楚なお嬢様という感じだ。 「なんて言われたの?」と明日香が目を輝かせながら聞いた。 「そういう気持ちは嬉しいけど私、もう彼氏がいるの。って言われた。」 なんかもう、敬太が可哀想だった。 すでに敬太は半泣きで、明日香が慰めていた。
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