2262人が本棚に入れています
本棚に追加
/330ページ
しかも…
電車が軒並み大雪のため止まっているようです(泣)
そして更に…
清水主任からメールが来てました
（２通も…しかも３時間前…）
「ん…？みちみちどーしたの？」
すっかりお酔いになられた小林さんが、聞いてきました
「み…みちみちっ…て。…もう22時なんですけど…しかも…電車が止まっていて帰れないみたいです…どっかホテルに…」
「こんなひにぃ～空いてるわけないじゃん(笑)」
小林さん…飲み過ぎっ！
≪子リスちゃんはお酒強いんだね。…あ、そー言えば…今回会いに来た主旨を忘れるところだった(苦笑)≫
…そう言えば…
そんな事を小林さんから聞いていたような…
≪ふーん…。…いろいろあったみたいだね。初めて会った時に比べて、深みが出てる≫
と満足気に微笑まれます
≪…？。あ…ありがとうございます…≫
（ふ…深み？）
心なしか…
私の背後を見てませんか(苦笑)はは…？
≪しかも…微かだけど、金色が混じってきてる…。みちるの祖先は王族って事ないよね？≫
金色？王族って…お殿様って言うこと？
≪…意味が…よくわからないですが…たぶん…違うと思います≫
ふーん
と言ってしばらく私の方を見ていたナディアさんが
独り言のように
≪…そうよね…あの色は未来か…≫
なに？なんですかっ？
ナディアさんって
前も思いましたが
やっぱり不思議な雰囲気の人です
以前、いろいろあって私の気持ちがぐちゃぐちゃだった時
小林さんと一緒にナディアさんのショップに行く予定でしたが…
(見透かされてしまいそうで…怖くて行けなかったんだっけ…)
そうだ…
前にジョンさんに連れられて、初めてショップに行って会ったときに
“みちる。あなた…なかなか面白い運命みたいね”
とか言われて…また会うって言われたんでした
≪…みちる？聞いてた？≫
はっ！
≪ご…ごめんなさい！何て…≫
≪ウチの会社で働かない？≫
…ん？
う…ウチ？
≪いえ…違うわね。有無を言わず働きなさい。服じゃないわよ…あなたの好きな、インテリア部門をこれから立ち上げるの≫
…、、、
いま…何て…
言いましたか…？
最初のコメントを投稿しよう！