とある日の昼休みの話

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―side蓁羅― …さて。 柚摩様と箭罪さん、やっと進展しましたね。 近くの木の上から今までの様子を見ておりました。 …気配…ですか? こうみえて私は元アサシンです。気配を消すなど簡単ですよ。 話を戻します。 箭罪さんに手紙を出したのは、2人が両思いだというのに何一つ進展しないから、2人きりにさせようかと。 私が呼んで、箭罪さんが来る前に退席すれば2人きりにするなど雑作もないのです。 しかし…ここまで上手く行くとは。 私も驚きました。 明日は用事があると言って2人きりにさせましょう。 …柚摩…男なんだから、告白くらいしなさいよね。この無自覚鈍感ヘタレめ。
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