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なんか、どうしよう。
この会話、オチがないじゃん。
どう返していいかわかんないよ。
「その…、ずっと、
私だけ…ってことは、さすがにないでしょう」
やだ、心なしか、声が震えちゃう。
「アメリカで、好きな人とか…
つきあったりとか…あったでしょう…?」
少し間を置いて、
「向こうでの最初の一年は荒れた」
くぐもった声が出た。
「言葉のストレスに加え、
おまえに振られたと思って、裏切られた気持ちになって」
当時を思い出したのか、とても苦しげ…だ。
「親を恨んで、おまえを恨んで。
憂さ晴らしするようにタバコを吸ったし
酒も飲んだし――…女遊びもした」
急に、胸がズキンと痛くなって、常務の声が一瞬遠のいた。
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