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二階の廊下を歩きながらふと窓の外を見ると、
さっきの子達がふざけあいながら
楽しげに歩いて帰っていくのが見えて。
ほっこりとした気持ちになった。
そしてつい、
「よかった、よかった」
言わなくてもいいことを口走る。
「おまえ…ばばあみたいだぞ」
「ほっといてください!」
次にかかって来る相手に立ち向かおうと、腕構えをした時、
背後から笑い声が飛んできた。
白石先生だ。
「おまえら、外見は変わったのに中身は変わってないなー」
……常務と同じ事を言わないで下さい。
てか、あたし、
そんなに精神年齢成長してないのかなっ!?
「それにしても、二人で来るなんて。
今、おまえ等つきあってんのか?」
「え!? いえ、ち…」
「そうなんです」
肩を抱き寄せた!?
「偶然再会して、最近つきあいはじめました」
「…ちがっ、うぐぐ…」
手の平で、口塞がれた。
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