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「大会、いいとこ狙えそうですか?」
ジュースを一口飲んで、喉の渇きを潤した常務が尋ねる。
「ああ、コンディションが悪くなければいけると思う。
おまえ等の時は男女ともに強くて、部の結束も固かったよな。
俺もいい思い出ばかりもらって」
「そうそう、先生、隠れて男泣きしてましたよね~」
あたしが茶化すように口を挟むと、
「バーロー、ありゃ、汗だ!」
すぐさま全否定。
あたしと常務はこの期に及んで隠そうとする
白石先生のことをくすくすと笑った。
「ああ、だんだん思い出してきた。 懐かしいな」
その後、時事の話やあたし達の時代にいた
先輩や後輩の話に花が咲いた。
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