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「やだなぁ、先輩ってば。
別に先輩のお友達がそうなるって話じゃなくて、
女ってみんなその手の話が好きだから。
つい妄想が走っちゃった~」
あたしは本当に和也さんが好きで。
それで、付き合ったんだ。
誰かの代わりなんかじゃ…ない。
でも、一度浮上した考えはなかなか沈まない。
「でも、その二人はいいかもしれないけど、
今カレは不憫ですよね~。
それなら最初からつきあいをOKしなきゃいいのに。
…って、あたしかなりお話作っちゃってますよね!?
ははは」
優子ちゃんはカラカラと笑っているけど、
ただの妄想を冗談にとれないあたしは
笑える心境にはなれない。
もしも立場が逆で、
あたしがそんな事実を知ったらかなりショックだ。
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