第2話

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公園での一騒動後、僕と舞火ちゃんは事の事情を学校に連絡し、遅れて登校することになったため、今はゆっくりと二人で道を歩いていた。 「最初見た時は誰か分からなかったわよ、いつから眼鏡なんて掛けたの」 「中学の途中かな」 「ふーん…」 肩を並べて、たわいない会話が流れる。 随分と会ってない割に、互いにぎこちなさがないのは、流石幼馴染と言った所なのかな?。 「舞火ちゃ「この歳になってちゃん呼びはやめなさいよ、恥ずかしい」 そう?と首を傾げたが、本人が嫌ならやめないと後が恐い。 「じゃあなんて呼べばいいかな」 「ふつうで良い」 ふつう…か。 「不知火さん」 「なんでそうなるのよ」 ジトりと睨んで来たのですぐ言い直す。 「それじゃあ舞火、で良いかな」 「OKー、私も広斗で通してるんだからそれが自然でしょ」 ニカっと笑った舞火のその顔は昔となんら変わっていなかった。
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