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というわけで今おつかいの途中なのだが
「はぁ....徹夜してアニメ見てたから
眠い....歩くのもだるい....」
といいながらも店の前の横断歩道に到着
信号が青になり歩き出したところ、
突然信号を無視したトラックが哲哉の
方へ走ってきた。
いつもの哲哉なら気付いたのだろうが、
今は違う。
注意力より、眠気を我慢するほうにしか
意識が向かず、トラックにまったく
気が付いていない。
そのトラックの運転手もまた、居眠り
運転をしてしまっているので、信号を
無視していることや哲哉を引きそうに
なっていることに気付いていない。
近くの歩行者が哲哉に声をかけ、
哲哉もようやくトラックに気付いたが、
すでにトラックは哲哉の目の前まで
来ており、もう避けることは不可能
だった。
そして哲哉はトラックに引かれ、
かなり飛ばされた。
身体中血まみれになり、薄れていく
意識の中で哲哉はこう思った
(バカテス見たかったなぁ....)と
そして、その後哲哉は病院に運ばれたが
意識を取り戻すことはなかった。
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