【神森】蘇鉄

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▼備考 ▽悪戯好き 「磯撫で」は人間の船乗りにしてみれば船を座礁、転覆させ終いには人を海に引きずり込んでしまうと恐れられる妖怪である。しかしとうの本人蘇鉄にしてみればヒトに興味津々で戯れているだけ。本来の姿は巨大な怪魚なため、尾鰭のひと振りで大きな風と波が起こる。 自分の力の強さを自覚してからは、「悪戯」程度に人間へとちょっかいを出している。 しかしとある出来事以来、人間と触れ合うことを恐るようになる。 ▽海原から陸へ 海を奔り旅をする蘇鉄は、「陸」を知らなかった。ある日思い立った蘇鉄は海原を離れ、足を作って陸に立った。ふらふらと歩くうちに流れ着いたのが「榊山」である。見たことのない生き物や人に興味を持ち、住み着くことを決める。 ▽貿易商 海路での移動に長ける蘇鉄は、海を渡って様々な品を仕入れてくる。それを売ることで生計を立てる。住民に頼まれれば可能な限りは仕入れるつもりのようだ。 ▽包帯の下 本来の姿の名残で、鋭い鱗が並ぶ。よっぽどの事がなければ人化の際に浮き出ることはないが、感情の昂ぶりで出てしまうことがある。無関係の者に怪我をさせることを恐れ、包帯を巻いている。 (随時追加予定)
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