第5話

6/6
前へ
/6ページ
次へ
佐伯も少し酔いが回って来たのであろうか、輪島の直感と言うものが思い込みに他ならないものであり、現在ではプロファイル捜査が直感を凌ぐ捜査法であることを強調し、古い考えの人間はこれからついて行けないとまで言ってしまった。輪島はこれを聞き、自分の父親まで侮辱されたと解釈した輪島は突然、佐伯の胸座を掴み睨み据えた。「これは、これは手厚い歓迎で。」佐伯は開き直ってしまう始末で、すかさず権田課長は「ええかげんにせんかい!」と怒鳴ってその場を治めた。それ以来輪島と佐伯は犬猿の仲になってしまった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加