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‥ふぅん。
確かに、キラキラ幸せなお姫様のリッチな生活‥なんて絵本じゃやんないよね。
修羅場を乗り越えて、白馬の王子様と結婚‥なんて、私も子供の頃憧れたもんだよ。
今じゃ3年前に旦那と離婚して、1人で娘育ててるもんね‥そんなに人生甘くないったら。
[つづき]の絵本は、最初のページのつづきはありきたりなお姫様のお話が書いてあるだけであった。
子供心に憧れるラブストーリー。
なぁんだ、普通の絵本じゃん。
大人になった今、邪心で溢れかえる自分の心は冷たいんだな‥と少し悲しい気持ちになりながらも、これは娘の絵本だなと思い、大事に机の上に置いた。
「さて、明日も仕事だ。‥寝るとしましょうか」
私は電気を消して、娘が寝る寝室へと向かったのであった。
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