作中書籍まとめ

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 導入において、「象徴のみでは機能のない飾り」と称しはしましたが、“全くない状態”というのは、どうしても作ることができません。 象徴を目にすることにより、潜在意識の中にある本意が混ざり込んでしまうのです。つまり、本意と象徴は無意識のうちに相互に作用しているということ。 魔法は、核となる本意と、それを覆う象徴があって初めて意味を持つのです。  では、目線を変えるとどうなるでしょうか。  本意に差はなく、象徴に個人差がある。象徴に含まれる本意は、術者にしかわかりません。したがって、術者の魔法の本意、その魔法を見る側の象徴からの印象には、必ず相違が生じます。この相違は『魔法の不本意』よばれ―― [作者メモ] ・分かりやすく要約すれば 『魔法は気合い。機能が重要であって、見た目はさほど重要ではない。相手の魔法を見て、心が折れたら、君の魔法はその時点で負けだ(だから、自信を持てるほどのイメージを固めておけ)』 ・魔法がぶつかったときの勝敗の定義って何だろう。と、疑問に思い、気になりすぎて、それっぽい理由を考えてみたわけだ。 本編に載せるべきではなかったかもしれない。
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