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NO.6 小人
文字通り、小さい人たちだ。身長は、170センチメートルあるザイのへそ辺りとあるため、平均100センチメートルといったところだろうか。かれらはよく力仕事を任されている。木を切ったり、岩を運んだり、地面を掘ったり――
NO.10 ゴースト
『卑しい笑い方をする女に出迎えられた。』迷い人Aは記している。
ゴーストはいたずらが好きなようだ。自らの氷のように冷たい体温を利用したり、暗がりから飛び出してみたりと、あの手この手を使って脅かしにかかっている。
クレトンの手記によれば、“空間を繋ぐもの(扉や窓)であれば、物質を問わず通り抜けが出来る”という能力を使い、勝手に部屋に入られ、挙げ句求婚されたそうだ。写真や鏡に映りにくいという特徴があるからか、肩を組んでいるのであろう写真にはクレトンしか映っていない。
幽霊の類とは異なる。血は通っているし、間違えればひどく機嫌が悪くなるそうだ。
半透明というのがゴーストの特徴だが、常に透けているというわけではない。ある条件下において透けることはできなくなるようである。つまり、ゴースト自身では透過性のコントロールはできない。
因みに、浮遊能力の記述が多くあるが、生まれながらの能力ではない。恐らく、魔具などによるものであろう。
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