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一体どれだけ走っただろう。
もう夜になるというのに、まだ王国には着かない。
…ん?あの門は…
ユートピアン王国の門じゃないか!
兵士とおぼしき者が話しかけてくる。
警備兵「何者だ貴様、こんなところで何をやっているのだ」
リョウタ「魔王を倒すための準備をしにきました。」
警備兵「そうか、お前もか…」
リョウタ「お前『も』?」
警備兵「なんだ、知らないのか?お前の他にも魔王を倒そうとする、チームトラッシュと呼ばれる特別隊があるんだ。」
リョウタ「是非会わせてください!お願いします!」
警備兵「まぁ待て。今夜はもう遅い。俺の宿舎をかそう。そこで寝てから、明日に改めろ。」
リョウタ「分かりました。ありがとうございます!」
俺は、親切な警備兵に案内されて、宿舎にきた。
温かい料理に、うまい酒。なんて親切なんだ…。
ん…眠くなってきた。なんだ、急に目眩が…。まさか…
警備兵「外部の者をいきなり王国に入れるわけにはいかぬ。その料理には睡眠薬をいれておいた。お前は明日の朝、国王のまえに引き出す。」
そうか、そういうことか…。
信用した俺がバカだったかもしれない…。
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