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道徳☆
先「はぁい。今日はいじめについて学ぼうと思います。んじゃあ最初に聞いてみよう。いじめってなんだと思う?」
生「最低の奴がやる事。」
生「でもでもー。虐められてる奴にも原因があるかもしんねぇーじゃん。」
光「だからと言って虐めていいとは思わない。」
生「瀬斗が喋った!」
光「そんな事はどうだっていいんだよ。虐めというものは犯罪であり、傷害罪・侮辱罪・脅迫罪・名誉毀損罪など・・・色んな罪に問われる。」
生「んじゃあさ。先生とかに言やーいいのになぁ。」
生「確かに。誰にも頼んないから悪いんだよ。」
誰にも頼んないから・・・か・・・
頼る人がいなかったんだもん。
5年間誰一人助けようともしてくんなかった。
私が悪いのか・・・
駄目だ・・・涙が出てくる。
雛「先生!行って来るであります!」
先「おーう。元気いいなー。トイレにいっといれー。」
全「・・・。」
先「冗談だよ。冗談。ほら・・・行って来い!」
雛「はぁーい。」
トイレの前
雛「あー。また泣きそうになっちゃったー。我慢してたのにー。」
光「雛ちゃん!」
「ゴシゴシ」
雛「光黄君?駄目だよ!授業抜け出してきちゃ!」
光「自分は?」
雛「あっ・・・えとーあのー。」
光「過去にいじめられてたんでしょ。屋上の時から気付いてた。」
雛「あー誰にも・・・言わないでね?」
光「言わないよー。俺も隠してるもん。」
雛「何を?」
光「色々。兄妹がいる事。実は意外と身長ちっちゃい事。とか・・・」
雛「そうかな?身長大きいと思うよ!」
光「雛ちゃんがちっちゃいだけだよ。150行ってないでしょ!」
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