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雛「今日・・・居残りなんですよ・・・」
浦「まっドンマイ!勉強は桃とか健水とかに教えてもらえよ?俺に聞いても意味ねぇからな?」
雛「大丈夫です!承知済です!」
浦「ちょ!酷い!」
光「あっ!俺ら次道徳だ!なんかイジメのなんたら・・・とかだって。」
イジメ・・・思い出してしまう!もう忘れたの!あんな人達!小学校から5年間も痛めつけられた・・・あんな日々とはおさらばしたの!
あれは・・・皆のアイドルだったザン君に告白されてから。
私は断った。ザン君は虎南有香って言う恋人もいたし。
雛「ザン君彼女いるでしょ?私よりとても可愛い・・・」
ザ「有香とは別れた。雛ちゃんは一人静かに本読んで・・・俺に見向きもしなかった。でもそんな所に俺は惹かれたんだ。」
雛「ごめんなさい。」
そのまま私は走り去った。
でもその帰り道。
有「ねぇ。山田さん。ちょっといいかな?」
雛「はい・・・。」
私は体育館裏に呼び出された。
有「山田さんさぁ・・・ザンに告白されたよね?」
雛「はぁ・・・・」
有「告白されたかって聞いてんだよ!」
雛「さ・・・・されました・・・」
有「私より自分の方が可愛いって思ってんでしょ。」
雛「そんな事ありません!」
有「思ってるくせに!」
「ドンッ!」
雛「キャッ!」
有「本当あんたみたいな人大嫌い。」
「パチンっ」指ぱっちん
有「あんたの味方と私の味方。どっちが多いと思う?皆。やれ!」
周「虎南に謝りなさいよ。」
周「何さぁ・・・・人の彼氏取ってんの?」
雛「そんな事ない!」
周「謝れって言ってんでしょ!」
「ドガッ」
「ゲシッ」
雛「や・・・・めて・・・・」
周「謝ったら今日のところは許してあげるわよ。」
雛「ごめ・・・・んなさ・・・・い」
有「ふん。いい気味。」
当然。許してもらえず。
周りの子・・・ザン君含めて・・・皆助けようともしてくれなかった。
中学校に上がってからは更にエスカレートしていった。
暴力は勿論。有香ちゃんは物凄いお嬢様だったから先生も逆らえるわけもなく。私には味方がいなかった・・・
でも・・・一人だけ。一人だけ・・・・違った。
あれは卒業式。
有「今日でもしかしたら最後かもねぇー会うのは。」
周「東京に逃げるんだってぇ~?」
有「まっ。あんたが居なくなってくれたら超清々するけどね。」
周「最後に・・・スペシャルプレゼント。」
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