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「ねぇ春斗、部活は何時から始まるか知ってる?」
明らかにおかしいと思った僕は春斗に聞いてみた
すると春斗は慌てた顔で「4時だろ!」とだけ答え部室に向かって走っていった
「春斗…。君は馬鹿なのか…?」
誰もいない教室に僕の呟きが響いた(はずだ)
「さて、僕もゆっくり部室に向かうとしようかな。」
そして僕も教室を出ようとしたときだった
(ふふっ……。)
「っ……!?」ゾクリ
誰かが不気味に笑う声が聞こえ僕の体が自然とビクッと震えた
「な、なんだろう…?」
僕は辺りを見回して不気味な笑い声の持ち主を探したが誰もいなかった
もしかして…、幽霊…?
「ははっ…、まさかね…。」
僕はそう言いながらも震える体を抑えることは出来なかった
「ダメだ…。僕はきっと疲れてるんだな…。うん…、今日は部活を休もう…。」
僕はそう自分に言い聞かせると職員室で座っていた監督に具合が悪いとだけ伝え自宅に向かって足早に歩いた
その不気味な笑い声の持ち主につけられていることにも気づかずに…
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