1球目『私はあなたを殺します。』

6/17
前へ
/34ページ
次へ
僕の腕時計がもうすぐ4時20分になろうとしている ガチャリ バタン タッタッタッ そんななか、僕は自宅の玄関を開け「ただいまー。」とだけ言い、そのまま二階に上がった 「ハァ…、ハァ…。」 なんだか息が荒い… 今日は早く寝よう… 僕はそのことだけを考えていた 「あら?空くーん?帰ってきたのー?」 二階に上がっていく途中で、お母さんが僕に話しかけてきた 僕は「うん…。」とだけ返事して、ささっと自分の部屋に引き上げた 「空くんったら…。もしかして、照れ隠し?」 「…………。」 下からお母さんが何か言ってるのを、僕は聞かなかったことにして眠ることにした 僕は疲れてるんだ だから変な声が聞こえたんだ うん、そうに違いない だから僕は…、寝るんだ…
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加