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~空太side~
「ん……。」
目が覚めた…、僕が眠りについてから何時間経ったんだろう…
帰ってきたときに差していた、窓の明かりも無くなり辺りが暗くなっている…
「時計時計…。」
僕は寝ぼけたままの状態で腕時計を確認する
「8時か…。」
腕時計な針は8時を差していた
8時ってことは…
練習が終わるのは7時30分だから…
「春斗が来そうな時間だな…。」
春斗は正直言ってめんどくさい…、だけど僕にとって大事な友達であり何よりの相棒だ
だから僕は決して春斗の出すサインに首は振らない
もちろんそれは僕が春斗のことを信頼しているからだ
…と、このままだと長くなりそうだし、この話はまた後日にしようと思う、うん
「ご飯…、食べようかな…。」
僕はそう呟くと夕食を求めて二階から降りた
――――――――――――――
「空くんたら…、やっと起きたのね。」
「あー…、うん。おはよう。」
「おはようじゃ、ないでしょ。早くご飯食べなさい。それと、春ちゃんが今から来るって電話してきたわよ。」
ズズッ
お母さんはそう言ってお茶を啜った
…のは良いけどさ…
「お母さん…。僕の分のご飯は…?」
どこからどう見ても僕の分のご飯は無い…、僕はお母さんにご飯の行く末を尋ねた
「あっ…!忘れてた、空くんのご飯は聖(ヒジリ)が食べちゃったんだわ!」
「えっ…?」
注:聖とは僕の妹である
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