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「えっと名無しの……」
「その呼び方止めて」
名無しの女の子はおかしかったかな、ま、会話できて嬉しいからいいか!
「何か用?」
少女は一応俺が呼んだのには理由があると思ったのかちゃんと聞いてくれるようだ。
「あの動きすごかった !俺初めてあんな動き……まるでトリみたいな……強いんだな!もう一度見せてくれ!」
「……え?」
目を丸くして立ち尽くす少女。
今までで1番少女らしさが見えた気がする。
さっきから無表情で特に反応も薄かったので今の姿は新鮮だ。
「それが私を呼んだ理由なの……?」
「ああ!それと名前……?」
にっこり笑って手を伸ばして握手でもしようとしたが少女は再び姿を消した。
「ありゃ…」
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