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そんな事を話してると集められたギルド員から声が上がる
「そんな奴より俺の方が強そうだ」
「本当にこんな奴にヤマタノオロチを倒す実力があるのか?」
いきなり出てきた自分より若い奴が獲物を横取りしたからって僻むなよ。
どうやら俺の力を少し見せる必要があるみたいだ。
俺は声を出した奴に向かって走り出し、力を込めた拳を腹に叩き込む。
案の定反応出来なかったギルド員は吹っ飛んでギルド内の壁にぶつかる。
骨何本かイったかな?
「卑怯なんて言わないよな?実際の戦いじゃ不意打ちなんて普通にあるし、避けられない方が悪い。それに俺より強いのならあんな不意打ち程度避ける事出来るだろ?」
なんだよ、何も言い返さないなんて軟弱な奴らばっかだな。
そんな程度ならギルド員辞めちまえ。
「おい、爺さん。後処理任せるからヤマタノオロチの討伐報酬と宿紹介してくれ」
「あ、ああ…これが討伐報酬の金貨500枚じゃ。宿ならこのギルドの近くにあるからそこに寄るといい」
ギルドから出て行く時に喚き散らす声が聞こえたが無視。
今は美味い飯とあったかい布団が何よりも大事なんだよ。
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