第零項

2/3
前へ
/28ページ
次へ
ピピピ…ピピピ…ピピピ…ポチ!! 唐突に鳴り響いた音が少年の手により消えた。 「ふああ…眠っ!もう6時半か…」 少年はベットの上で伸びをすると服を引き寄せ着替え始めた。 少年の名は神木 歳逹(かみき としたつ) 漁師専門校に通うごくフツーの少年である。 少し年寄り臭い名前だが本人に至っては気に入っているようだ。 「おっと…点呼の時間だ…だりぃな…」 歳逹は制服の一部である帽子を被るとそとにむかった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加