青峰君。

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今日の練習。火神君がいなかった。いつもなら見学してるのに。足が治っていなくてもボクとは一緒にいてほしいのに。 火神君は一体どこで何をしてるんだろう。 (目線:火神大我)───「お前が、青峰…」 「てめぇ誰だよ?」 「俺は…火神大我だ。黒子の光で、恋人だ。」 恋人という言葉に青峰が反応する。 「なんでてめぇなんかがテツの恋人なんだ?あ?」 「お前に関係ないだろ!」 「関係あるなぁ…俺がテツと付き合ってたこと知っててわざと言ったのか?あ?!」 何故か青峰は俺のを触る。 「おまっ…ぁぁ…どこさわっ…ぅぅぁ……」 「随分感じてるな…テツの事でも考えてたのか?起ってるぞ。」 「やっ…はぁぁ…!やめろよ……頼むから…んぁぁぁ…!」 青峰は手を止める。 「まあいいか。とりあえず言っておく。お前じゃあいつの光は務まらねえ。俺には勝てねぇよ。」 そう言うとドリブルをし出す。俺もなんとか対抗したが、無駄だった。 気づけば青峰は俺の後ろにいた。 「俺はテツを諦めねぇ。バスケ自体はもうあいつの意見を聞き入れる気はねぇけど、またよりを戻すつもりだ。」 「無茶だ。俺は黒子が好きだ。黒子も俺を好きと言ってくれた。お前は大切な人だって… 「俺だって付き合ってる時散々言われた。」 「でも、黒子から告白してくれた!黒子からキスしてくれた!」 「俺は自分から告白したけど、テツからキスしてくれた。」 「黒子のバスケを受け入れられないようなやつが黒子と付き合ったりなんてしたら駄目だ。」 「じゃあお前は、テツを名前で呼んだ事があんのか?テツに名前で呼ばれた事はあんのかよ?」 「それは…!」 まだ1度もない。 「俺の方がテツと過ごした時間は圧倒的に長い。それにこれは俺とテツの問題だ。邪魔すんじゃねぇよ。」 「………」 「それに…お前の事はいつでも襲ってやれるんだからな。」 「なっ…何言ってんだ!」 「触ってほしくないならテツを諦めろ。」 「諦めるわけねぇだろ!」 「フンッ。割と手強いんだな。」 ───黒子は…一方的に好きになってくれたやつに自分からキスまでするのか? 不意に不安になる。 青峰は大切な人。 それはつまり大切な人=好きだった人なのか? 黒子は…俺に嘘ついてるのか?
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