緑間君と高尾君。

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一緒? 「高尾君も…緑間君と付き合ってるんですか?」 「ああ!まさかホモ仲間が黒子と火神だとは思わねぇじゃん?てっきりお前らは友達とかそういう関係だと思ってたから、俺らのが仲良いって言ったけど、同レベルかもな!」 高尾君と緑間君も…でも、高尾君も緑間君も、隠そうって感じがない。 「バレたらまずくないですか?」 「俺らの部、みんな知ってるぜ。俺としんちゃんが付き合ってる事。」 「え…」 「ちゃんと話せば受け入れてくれると思うぜ。先輩達を信用できるならな。」 先輩達は信用できる。 「ありがとうございます高尾君。ボク、火神君と相談して、ちゃんと話してみます。」 「おう、頑張れよ。」 (目線:高尾和成)───黒子にはああ言ったけど、俺らも受け入れてもらえるまでかなり時間が必要だった。宮地先輩なんか、言ったばっかの時は平気で 「俺はホモ嫌いだ!女の子を愛せ!轢くぞ!」 なんて言われたな。 轢くは軽トラで俺ら轢くって事だろ。怖っ……!かった。 でも、隠してるより断然いい。 頑張れよ、黒子。 (目線:火神大我)───黒子…何言ってんだ。 「話すって、先輩に?!」 「はい。」 「俺らの関係を?」 「隠していてもいい事ないですから。高尾君達は受け入れてもらえたみたいですよ。」 「高尾達はそうかもしんねぇけど、俺らは……」 俺らの先輩と高尾達の先輩は違う。 「火神君は、先輩を信用出来ないんですか?」 「………いや。そういうわけじゃない。」 「じゃあ、いいですよね。」 「でも…」 でも、やっぱり抵抗がある。 「そんな簡単に打ち明けられねぇだろ、ボク達はホモです、付き合ってます、なんて。」 「大丈夫ですよ。」 「でも降に疑われた時、引かれたんだろ。」 「それは…」 「ホモを簡単に受け入れてくれるやつなんて、世の中そんなにたくさんいるとは思えねぇんだよ。」 「そうですね。そうですけど、ボクはこのままじゃ嫌です。ボク1人でも、話しにいきます。」 「あ、おい黒子…」 俺は仕方なく黒子についていった。 同性愛は普通に考えて受け入れがたいのに黒子は本当に勇気あるよな。
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