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(目線:火神大我)
黒子が日向先輩を説得?した。すげぇ。でも俺は何も出来なかった。
先輩達に言う前から、俺は先輩達を疑っていた。ほとんどの先輩が分かってくれたのに。日向先輩だって分かってくれた…んだろな、きっと。
俺は自分の部屋に戻った。黒子を置いて。
黒子に会わす顔がない。
他の1年の部屋───降、河原、福田とも会う気がしなかった。
俺は黒子以外に信じられる奴がいないのか?
そう思いながら眠りについた。
───4時。そう、朝の。俺はあの後黒子に起こされた気がするけど全く覚えてない。20時に寝るとか…小学生じゃねぇか。
黒子…寝てる。まだ説得しなきゃなんねぇのいるんだよな。
先輩達でさえ信じられない俺が、あいつらを信じられるのか?
俺は今まで誰も信じてなかったのか?
考えはぐるぐると回り、俺の思考を狂わせていった。
───黒子がまだ起きない。まだ4時半。暇だな。
そう思い俺は宿舎外の自販機に向かった。
途中で何かいけないものを見た気がした。
緑間と高尾……!
こんな朝早くから何してんのかと思えば2人で仲良くいちゃいちゃしていた。
「早く起きるといいなー!」
「何がなのだよ。」
「2人だけでいられる時間増えるじゃん。」
「そうだな…」
緑間が……素直……だと?
「しんちゃん、俺のこと好き?」
「そんな事は当たり前なのだよ。何度も言わせるな、高尾。」
「好きって言葉は何回言ってもいいもんだろ?」
こうなってくると高尾が攻め…って俺は何考えてんだ。
……と、急にキスとかし出したから俺は真っ直ぐ自販機に向かった。
早く起きれば黒子と…って今はそんな事言ってる場合じゃない。
俺らは降達にも認めてもらうんだ。
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