リングの意味。

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「大我。ウィンターカップ、出場出来そうかい?」 「ああ、まあな。絶対出る!そんで黒子達と日本一になるんだ!」 「黒子…だと?」 辰也は俺を壁際に追い詰め、俺に壁ドンした。 「大我…俺はお前の事が好きだ。その気持ちはお前も変わってないよな?」 「おう…」 「黒子とは誰なのか、ちゃんと俺に教えてくれ。」 「黒子は恋人だ。」 俺がそう言うと、俺より小さい筈の辰也が俺を押し倒す。 「た…辰也!ここ人通る…!」 「今は誰もいない。よく聞け。俺とお前は兄弟なんだ。でもそれはリングがあるからだ。今度の勝負、俺が勝ってもお前が勝っても、リングの事はなかったことにする。それから俺が勝ったら、恋人になることを約束しろ。約束出来ないというなら、黒子君に手を出すよ。約束…してくれるな?」 辰也が…恋人? 俺は信じられなかった。 それに、黒子に手を出す。それだけはさけたい。 俺は頷いた。 黒子…ごめん。 (目線:黒子テツヤ)───「青峰君と対戦したらという事ですか?」 ボクは青峰君に 「ついてこないなら今ここでおかしてやる」 と言われ、仕方なく青峰君についていく事にした。 青峰君には抵抗しても勝てそうにない。 「テツ。俺と付き合え。もし、ウィンターカップで俺に負けたら、俺のものになりゃあいいって事だ。」 「嫌です…火神君とは別れな…ぁぁ……あ…青峰君…やめ…」 「俺に勝ちゃあいいんだよ。まあ無理だけど。」 青峰君はこの前みたくボクのを激しくさする。 「もしこの条件飲めねぇなら、毎日おかしてやるよ。」 それだけはさけたい。それに、青峰君に勝てばいい。インターハイでぼろ負けしたけど、今、成長した火神君となら勝てる。 それを承諾した。 火神君…身勝手ですみません。
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