5人が本棚に入れています
本棚に追加
解りやすいようにおかしいところをあげていたら、いきなり止めてきた。
まだまだあったのに…………………。
「本当にゴメンナサイ。面白半分に紹介した私がバカでした。」
彩は姿勢を正して頭を下げた。
この様子からちゃんと反省しているようだね。
でも、本当に面白半分だったとは…………………
「いいよ。もう終わったことだから」
「本当?本当に許してくれる?」
彩は顔をあげて私に迫り寄ってきた。
何で、そんなに目がウルウルしているの?
「う、うん。許す、許すよ。だからそんなに近寄らないで」
「よ、よかった~」
その言葉で彩は満足したみたい。
よくその言葉だけで満足できるね?私だったら満足しないのに…………
「でも、条件があるからね」
「うっ…………デスヨネ」
こんな風に条件をつけられる可能性大だから。
「条件は簡単だよ。私に協力して。そうね……まずは関女OGから戦に関することをできる限り聞いてきて。勿論、それぞれの勢力の弱点と優位なところもね」
「ほ本気なんだ」
「本気だよ。学校の頂点に立て?上等じゃないの。絶対にあの理事長に私を入学させたことを後悔させてやる!」
私の言ったことに彩は渋々ながらも納得した。自分で撒いた種は自分で拾えって言うしね。
あと、言わないけど勉強も退屈しないほどだったしね。
最初のコメントを投稿しよう!