第1話

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昔から少し抜けていて危なっかしいと言われてきた。 自分自身ではきっちりとした性格だと思っているのだが、周りにはそう写っていないみたいだ。 だから、大学のために大阪に行き一人暮らしを始めたいと言うと、必然的に色々な人に心配された。家族、友人、従兄弟などにだ。 まず、一人暮らしをするということで猛反対をされたわけだが、自分の小さい頃からの夢であるカウンセラーになるという夢を諦めきれずに周囲の反対を押しきり大阪の大学を受験し、心理学科合格を勝ち取った。そして必死に説得して、ようやく、承諾を得ることができた。 大学に入ってみると、新鮮なことばかりで、何もかもが楽しく、友達もできて、これといった問題はなく、生活できていた。 だから…三回生の冬。あんな目にあうとは思ってもいなかった。。。
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