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「正直、未だに正しく愛してやれる自信はない。
それでも、優愛にそう望まれたら、俺は叶えずにはいられない」
漆黒の髪が、サラリと揺れる。
焦げ茶色の瞳と、淡い声。
わたしの大好きな、男のヒト。
「だから優愛の名前、俺に頂戴」
我慢しなくていいのなら。
幸せを、望んでいいのなら。
「優しく……愛してください」
願わくは、わたしも貴方を愛したい。
優しく、愛させてください。
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