触れられぬ傷と過ち

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. 両足を開かれると同時に、タイトなスカートは上へと捲れ上がる。 下着が丸見えの状態になり、その情けないであろう自分の姿に、羞恥心は最高潮へと達した。 しかし、そんな私の気持ちなんて察してくれるはずもなく、今度は上のカットソーを捲り上げられた。 垣間見える素肌に、容赦なく降り注ぐキスの嵐。 「……意外と着やせするタイプなんだね、オネーサン。」 「……その言葉、そのままお返しするわよ。」 余裕なんてないくせに、そのことに気づかれたくなくて強気に振舞う。 そんな私に見せたのは、ふたりきりの時に良く見せてくる、あの意地悪な微笑みだった。 「ふっ……強がっちゃって。でもそれも今のうちだよ?」 「ちょっと……やめて……」 キスの代わりに這い始める舌先は、繊細で敏感な部分を執拗に攻めてくる。 溺れたくないのに、溺れてしまいそうになる。 快楽という名の海に。 「どんなに強がっていたって、あなたは女だ。そう感じたなら我慢なんてするな。」 「……あぁっ……!!」 感じざるを得ない。 彼からの愛撫にこんなにも感じてしまって、冷静さを保っていたはずなのに、今はもう他のことは考えられない。 裕樹のことでさえも。 .
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