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マンションまでの帰り道。
今日の出来事を思い出していた。
会社でのあの態度とさっきのあの言葉。
確かに自分でも少し浅はかだったとは思う。
誰でもあんなシーンは他人には見られたくないはず。
だけど、あんなに怒ることないじゃない!
そう考え出すと、今度は段々と怒りが込み上げてくる。
それに、それに……
『ダサ女』
「……やっぱり、この服がいけないのよ!」
そんなことをブツブツと口にしていると、あっという間に自分のマンションの前まで来てしまった。
もう絶対こんな服着ないんだから!
そう心に固く誓い鍵をまわすと、私はようやく自分の部屋の明かりがついていることに気づいた。
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