恋歌①―[柩と柚摩]

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「……僕…は……僕は、柩…会長…が…好き、です」 ある日の昼下がり。 私は自分の耳を疑った。 共に雑談混じりに昼食をとり、もし叶わぬとしても好きな人と居られる至福の時間。 そう思い、せめてこの時間を大切にしたいと、のんびりしていた処に思わぬ台詞が囁かれた。 「………へ?」 口をついて出たのは吐息のような呆けた声。
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