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しどろもどろしていると浅井さんの柔らかな声がかかる。
「そろそろこいつらも起きると思いますので、食事の準備でも手伝ってもらえますか?」
ニコリと笑みを浮かべつつ首を傾げるその様に私は逆らえず、浅井さんの案内で渋々釜どころへ行くことに。
そして数十分後。
いつも食事をとっている部屋でいつもの面々が食事を囲んでわいわいしていた。
「おいたらし、昨日も見事な潰れようだったな!」
「うるせ」
「越智も人のこと言えんだろ」
「何言ってんだよ冷泉さん!俺はまだまだいけたんだぜ?」
「嘘付け。昨日も俺が勝ったしな」
「はぁー?赤池なんて顔真っ赤にして…」
相も変わらず、ぎゃーぎゃー騒ぐ越智を横目に、私はこの場に一人足りないことが気掛かりで落ち着かなかった。
そういえば飲み対決する時ぐらいからいなかったっけ、一色さん。
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