第3話

11/100
前へ
/100ページ
次へ
そしてその力を暴力に、とくに自身の破滅をも辞さない覚悟で用いられようとしたとき、それを完璧に阻止できるという保証は、どこにもないのだということ。 別に、これは特定の国家・団体、個人のみを指しているわけではない。 少し、視点を変えてみよう。 もし、日本という国、政府が強権的に国民を弾圧し、独裁権力を握ろうとしたとき、我々は何を持って抵抗するだろう。 独裁権力が、最新鋭の武器を持って、市民を虐殺し始めたとき、我々は黙ってその銃口の前に、無抵抗のままその身を投げ出すだろうか。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加