第3話

12/100
前へ
/100ページ
次へ
人がどう思うか、それは別としても、私は『否』断じて否である。 恐らく手近にある、ありとあらゆる武器となり得るものすべてを用いて抵抗するだろう。 そして弾圧者側の兵士たちから、その武器を奪い取ってでも抵抗するだろう。 そうしなければ、自身も大切な人も守れないと言うなら、私は迷わず目の前にある『力』に手を伸ばすだろう。 それが『核兵器』か『手近な石ころ』かの違いがあるだけに過ぎない。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加