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俺の言葉を聞いたミーアは態度を変えないまま俺に話しかけてくれた。
「何で恐いんですか?フィオナさん優しいし可愛らしいし全然恐くないですよ?確かに中には魔属を嫌う人も居るかもしれませんが。少なくとも私はフィオナさんを恐いなんて想いません♪寧ろ仲良くしたいと想いますよ♪」ニコニコ
ミーアの言葉に俺は言い様のない安心感を感じ自然に頬が揺るんでいた。
「ありがとう。俺もミーアと仲良くしたいと思うよ。」
「はぃ♪」ニコニコ
しかしミーアはまた怪訝な表情をしていた…
何だろうと思い不安を感じながら彼女の名前を口にする。
「ミーア?…。」
「やっぱり可笑しいです。フィオナさん可愛いのに口調が男の子みたいです。それに自分のことを俺だなんて…似合いません!」
そこまで言うとミーアはまた射殺さんばかりにジーっと見てくる
俺は苦笑いしながらミーアに言葉を返した。
「わッ、わかったよ。善処する」
「はい!。」ニコ
俺の言葉でミーアは満面の笑顔を向けてくれた。
第1章:~草原に現れた龍王の噂~完
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