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それからミーアに手を引かれながら屋敷の中に入ると
まさに豪華絢爛の言葉に相応しく床は大理石で出来ており
天井には素晴らしいとしか言い様のない彫刻が刻まれその中心から見事なシャンデリアが吊るしてある
中央の階段に向かってふかふかな絨毯が敷かれていた。
「「「お帰りなさいませ、お嬢様。」」」
するとメイドさん方がミーアに挨拶をし深々と頭を下げていた。
「皆さんただいま戻りました、いつもお仕事お疲れ様です」ニコ
ミーアの帰宅に気がついたのか2階の廊下の手摺に手をかけ
此方に微笑む若い男性と女性が立っていた。
ミーアはその二人に逸早く気がつくと満面の笑みを浮かべ挨拶をしている
「お父様!お母様!ただいまです!」
その言葉に俺はまたも驚いてしまいミーアを見て口を開いた
「え?あの人達ミーアのお父さんとお母さんなの?…お兄さんとお姉さんかとおもった……」
俺の様子が可笑しかったのかミーアはクスクス笑っていた
「ふふ。お父様とお母様に紹介したいので早く行きましょう?」ニコ
そして俺は手を引かれながら階段にを上り
ミーアの両親が居るで在ろう応接室に足を踏み入れた…。
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