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俺の言葉を聞いたミーアは微笑み俺の頭を撫でながら抱きしめてくれる。
「フィオナさん、私がフィオナさんを嫌いになるわけ無いじゃないですか。確かに最初は恐かったですが フィオナさんと接しているうちに恐さなんて何処かに行ってしまいましたよ。今は助けてくれたことへの感謝と大切で大好きと言う気持ちしかありません。」ニコ
ミーアの言葉に俺は溜まらず涙が止まらず嗚呼を漏らし泣いてしまった。
そんな俺をミーアは優しく包み込むように抱きしめてくれる。
暫くたち、落ち着いた俺に微笑みながらロサさんが話しかけてくれた。
「フィオナさん、いいかしら。」
ロサさんの言葉に俺は頷きをもって答える
「さっきミーアの話に出てきた“助けてくれた”ってありましたが何からミーアを守ってくれたのですか?」
ロサさんの問いに答えようと口を開こうとした瞬間隣からミーアが代わりに答えてくれた
「それはですね。私がギルドからの帰り道に森を抜けているときに突然スカーレットドラゴンに襲われたんです。そこをフィオナに助けてもらいました」
ミーアの話を聞き終えた2人は驚きを隠せないでいた。
この辺りでスカーレットドラゴンは生息していないからだ
「そう…。フィオナさんミーアの命を救ってくれてありがとうございます。感謝しても仕切れませんね。」
「娘の危機に駆けつけてくれてありがとう。君は命の恩人だ何かお礼をさせてくれまいか?」
そうロサさんとエドガーさんが感謝の言葉を俺に投げかけてくれた…。
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