17人が本棚に入れています
本棚に追加
後ろから声をかけられ、その発信源に素早く向き直ると凄く顔が整っている少年が立っていた。
歳は俺とたいして変わらないだろう、何故わかるかって?いや、だってこいつ制服着てるし、おもいっきり日系の顔してるし。
尚も睨み続ける俺に対して、徐々に近寄りながら話してくる。て言うか近寄んなコノヤロウ
「僕の名前はアユム・シノザキ、先日勇者召喚でこの世界に喚ばれたんだよ。」ニコニコ
いや、知らないし近寄んな、うわッ触んな!
パシンッ「触んな!」
イケメンバカの手をはたき落とす
「あぁ、ゴメンよ。恐がらせる気なんて無かったんだ。」
俺はコイツの話なんて耳に入らないくらい腹が立っていた。今日はミーアと遊ぶ予定だったのに!
コイツのせいで台無しだ絶対に許さん!
しかしまるで空気が読めないのか、俺の様子に察せずに話しかけてくる。
「ねぇ?どうかな僕の使い魔になってくれないかな?」ニコニコ
「やだ。さっさと元の場所に還せよ」ギロ
睨み付け要求するが全く聞き入れない。
なんだ?人の話が聴こえないのか?馬鹿なのか?
ついに怒りが爆発し俺を中心に魔力の奔流が渦巻き。凄まじい風圧を発生させていた。
最初のコメントを投稿しよう!