第2章:~予期せぬ勇者(笑)との出会い~

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あの後直ぐに準備を済ませた俺とミーアは王都商店街に向けて歩いていた。 「ミーア学園の事教えてくれる?」 俺の言葉に2つ返事で教えてくれる。 「はい♪。此れから私達が通うのはフスティスィア王都中央学園と言って小学部から大学部まで一貫した王都で一番大きな学園なんですよ♪。学科は全部で4学科あって〈魔法学科〉〈騎士学科〉〈魔工学科〉〈軍術学科〉です、各学科で将来が決まったりしますね。学科は選考制で2つ選ぶ決まりで、特別選考学科はより高度な事が学べるんです♪」 そこまで聞いた俺は苦笑いになりながらミーアに質問する。 「凄いね、エリート校だ。ミーア 軍術学科ってなに?」 「それはですね、〈軍事戦略戦術学科〉の略称で主に将来の幹部を育成する学科なんですよ♪私のお父様も軍術学科を特別選考してたんですよ」ニコ 「え?エドガーさんって…」 「あれ?話してなかったでしたっけ。私のお父様、王族近衛騎士団団長を任されてるんですよ♪」 聞いてません。エドガーさんも話してくれなかったし… 「ミーアは何選考してるの?」 「私は騎士学科と魔工学科ですよ♪特別選考は魔法学科です。」ニコ 「私もミーアと同じ選考にしよう♪」 「はい♪。楽しみですね」ニコ 本当に楽しみで早く通いたいと思いながらミーアと談笑をしつつ歩くのだった。
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