第3章:~ マーレ山に潜む魔物 ~

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王都〈ガルダメシア〉 フィオナside 学園編入当日おれは、理事長に挨拶をするため少し早めに屋敷を出た、勿論ミーアに一言伝えて来たから平気だ。ミーアは少し残念がっていたな…。 ミーアおれも残念だ…本当は一緒に行きたいよ。でも私事のために付き合わせるわけにはいかないもんね。よし!行きますか! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー フスティスィア王都中央学園 と言うわけで今は理事長への挨拶を終わり、そのあとおれの担任教諭であろう人が来たので説明を受けていた。 話によるとおれは高学部の1―Sクラスに編入するらしい、ミーアと一緒かなぁ…。なんて考えているうちに登校時間になったようだ窓から下を見ると生徒が見受けられた。 担当教諭に連れてかれて今は1―Sクラスの前で待機しているところだ。呼ぶまで待つよう言われたのだが如何せん緊張が高まり鼓動が速くなるのを感じる………と、呼ばれたようだ、教室の中が俄然騒がしくなる。 無理もない、編入生や転校生が来るのは皆も誰が来るのかどんな容姿なのか楽しみと期待で心がざわつくもの、わかっている。わかっているのだが余り騒がないでもらいたい外で待ってると嫌にも中の喧騒が耳に入ってしまう。 おれは、小さく拳を握り心を落ち着かせる 「よしっ!大丈夫だ…」 そして引き戸に手をかけ、意を決して中に入るのだった
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