第3章:~ マーレ山に潜む魔物 ~

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席に座るとミーアが話しかけてくれた。 「フィオナちゃん♪一緒のクラスになれましたね」ニコ 「うん。これもロサさん達の計らいかな?でも嬉しい♪」ニコ すると担任教諭のクレア・マーリッジ先生は1つコホンと咳払いをして話始めた。 「今日は始業式だけで終わりとなりますが明日から平常通りです。遅刻の無いようにしてください。この後始業式が始まるので講堂に向かいます、さぁ行きますよ」 クレア先生の言葉に俺は返事をして講堂に向かうべく各々移動開始する。その中でチラチラと周りから視線を感じているが編入生や転校生にありがちな質問攻めは無いようだ。一概に講堂に向かうのを優先させて自重しているように思えた。この後が少し恐い…。 そんなことを考えつつミーア達と談笑しながら講堂に向かっていると同じクラスの女子生徒が話しかけてきた。 「「フィオナさん♪」」 呼び掛けに応じて向き直ると、藍色の髪の娘と若草色の髪の娘が立っていた。2人とも可愛らしい見た目をしている。 「あ♪ココちゃんにイスカちゃん♪」 とミーアが口を開くソフィアとクエスも挨拶をした。 「ミーア達ひどいよーフィオナさん独占しちゃうんだもん」 「と言うかソフィアとクエスも知り合いだったのね?いつ知り合ったの?」 と上からココそしてイスカが話してきた。
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