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バハムート…。
「ねぇ、バは……ムグゥッ」
聞こうとした瞬間、ミーアに口を塞がれてしまった。
聞いたら不味いのかな。
手で口を塞いだままミーアは耳元で囁くように話してくる。
「フィオナちゃん、今は正体を明かさない方がいいと思います。一時期バハムートが現れたって騒がれてましたから。」
そうだったんだ…
おれはミーアに頷きをもって応え、ミーアは少し申し訳なさそうにしながらも微笑んでくれる。
ソフィア「バ……なんです?」
イスカ「怪しいわね」
ソフィアとイスカが問い詰めてきた。
おれもミーアも頑なに言おうとしないのを見てクエスが助け船を出してくれる。
「まぁ、誰にも言えないことなんて あるよな。今はまだ話せないんだろ?」
その問いに おれとミーアは苦笑いになりながら頷き肯定する。
フィオナ「ごめんなさい。」
クエス「いいって 。謝るなって」ニカ
ソフィアもイスカも諦めてくれたみたいだ
イスカ「いつか聞かせなさいよ?」
ソフィア「話してくれるの、待ってますわ」
申し訳なさに顔を曇らせながらお礼と謝罪を口にする。
それから6人で談笑しているとイスカが何か思い出したように口を開いた。
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