第3章:~ マーレ山に潜む魔物 ~

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王都ガルダメシア領〈ウガリアの森〉深部 ミーアside 今私たちはゲイザーを討伐するためウガリアの森深部まで来ています。 フィオナ「ねぇ、ゲイザーってなんなの?」 フィオナちゃんがイスカちゃんに聞いているみたいです 「ん?ゲイザー?まぁ取りあえず気持ち悪いわね、1言で言えば“目玉触手オバケ”かしら」 「え"ッ……。。………帰っちゃダメ?」 「ダメに決まってるじゃない。なに恐いの?龍王なのに?」 「べ、別に恐くないし…。」 フィオナちゃんの様子が可笑しいです 身体を震わせながら周囲を警戒してるフィオナちゃん 心配です…私が勇気付けなきゃ 「フィオナちゃん大丈夫?ちょっと休憩しますか?」 「だ…大丈夫だよ……。」 全然大丈夫そうに見えないよ… 私はフィオナちゃんの手を握ります 気休めくらいにしかならないと思うけど 1人で歩くより増しになるよね……。 「あ…ありがとう……ミーア…。」 すると効力が有ったのかフィオナちゃんの震えが幾分か小さくなった気がしました。 暫く歩いていると討伐目標が居ました 依頼書に大量発生とあったので、大体 10~20体くらいかなと思ってたんですが これは…流石に………。
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