第3章:~ マーレ山に潜む魔物 ~

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フィオナside イスカに連れられて前線に来ちゃった… ヤダヤダヤダヤダ…気持ち悪い…。帰りたい。 「ほらフィオナ、貴女ならゲイザーくらい一瞬で灰にできるわよね。貴女の力見てみたいのよ。さぁ行きましょ♪」 “行きましょ♪"じゃねーよ! こちとら限界なんだよ!……ウゲェ…気持ち悪い… でも大丈夫って言った手前退けないよね… 「フィオナちゃん…」 「だ…大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。(ニコ)」 もぅ…ミーアだけだよ心配してくれるの…。 それからおれ達は順調に目標を駆逐していく 残りが約半分くらいになったときにおれは 敵に後ろを獲られてしまった。 「フィオナちゃん!後ろ!」 …………………………………え? おいおい嘘だよね…? 後ろを振り返るとゲイザーがおれの直ぐそばまで来ていた。 おれは余りの恐怖で足がすくみ、動けなくなり終いにはその場でへたりこんでしまう… 皆もおれの様子に気が付いたのか助けに向かってくれているが絶対に間に合わない。 魔法を発動出来たとしてもゲイザーの攻撃の方が早いだろう。 動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!!
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