第1話

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 秀樹は七美がしがみついて離れないので、 気持ちが少し動転している様子だったが、 鼓動がドキドキしているのが伝わってきた。  「あなただって、 私のことを好きだと思ってくれてるんでしょ?熱心に電話やメールをくれたじゃない?」  さらに、 七美は続けて言った。 「どうして、 こんなに身体が冷えきっても我慢してたと思うの?あなたのせいだわ!」  そして、 今度は首筋にしがみついた。 七美の熱にあてられたのか?秀樹も七美をきつく抱き寄せ、 流されるようにして二人は一夜を共にした。  
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